採蜜

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採蜜の時期(フィンランドでは7月〜8月)になると、ミツバチの巣箱から貯蜜巣脾と呼ばれる蜜巣でびっしりの板を取り除いて空の巣脾枠や巣礎枠と取り替え、同時に越冬のための液体状糖分の入った餌箱も空にします。

次に、櫛やスパチュラ型の専用の道具で巣房からハチミツをこすり出し遠心分離機にかけます。遠心力でタンク槽へと流れ出したハチミツは、その後さらにフィルター層を通って濾過され、蜜ろうのクズやチリ等が取り除かれます。こうして不要な堆積物の取り除かれたハチミツは保存容器へ。この状態で既にそのまま食せる美味しいはちみつの出来上がりですが、販売用のハチミツにはこの後さらに形状を柔らかく滑らかにする工程が加えられます。フィンランドの寒く厳しい気候条件のため、土着の野生のミツバチというのは存在せず、1700年代の終わりに養蜂の為に持ち込まれたミツバチが現在フィンランドに生息するミツバチの元。これらフィンランドの自然環境で生き残る野生ミツバチの巣からハチミツの採蜜は行うことは禁止されています。しかしながら、例えばアフリカでは野生ミツバチが一般的で、木に作られた蜂の巣の場所を特定し野生ミツバチの巣からの採蜜も可能なのだそうです。

知ってた?
ミツバチが巣房に貯蔵したそのままの状態のハチミツを「巣蜜」というのですが、この巣蜜には、巣房から取り出された状態のハチミツに比べ何倍もの自然のアロマとはちみつ本来の栄養分が詰まっています。巣房ごとの巣蜜を食べた時に、巣から分かれて口に残るガム状のものは、蜜ろうで、よく噛んで飲み込むか、吐き出してもかまいません。蜜ろうにはプロポリスも含まれており、体内に吸収されると繊維質としても機能します。巣蜜は養蜂場や自然食品店などで販売されています。